<研修旅行>
10月5日~6日にかけて東部石材加工組合研修旅行として福島県・栃木県へと出かけて来ました
参加人数は6名です
6名と少人数でしたが、それでも楽しく学びがいのある研修旅行となりましたよ
1日目、最初に訪れたのは栃木県にある石の美術館です
栃木県特産の石材でもある芦野石と福島県特産の白河石を使い、建築家「隈研吾」氏によるコンセプトとデザインを用いた建物と展示物となっています
石倉やギャラリーなど見どころ一杯なのもありますが、石材職人でもある組合員達だけに
独特の石積みや斬新な使い方、そしてデザイン等の細かい部分にまで見て触って感銘を受ける事ばかりで、参加者それぞれ楽しい時間を過ごさせて頂きましたよ
石の美術館を訪れていた際にスタッフの方が、美術館の建築施工を行った「株式会社 白井石材」へ見学のアポを取って頂きまして、予定にはなかったのですが白井石材への見学をさせて頂く事となりました
石の美術館スタッフの方々、感謝申し上げます
加工工場を案内して頂き、芦野石材・白河石材が様々な手法の様子を見学
切り出した石材を寸法に合わせて切削、焼き窯による色合いを変化させたり、
職人による小叩き仕上げ等により加工されていく様は圧巻であり感心する程でしたよ
急遽、お邪魔したにも関わらず丁寧な説明や案内をして頂いた白井石材様
本当にありがとうございました
2日目は朝から雨模様になり寒さもひと際ですが、名所観光として翆楽苑に向かいました
南湖神社で参拝を行いお札やおみくじでご利益を得て、南湖公園内を散策
白河藩主松平定信の命によって築造され風光明媚な佇まいとなっていました
現代アーティスト「小松美羽」さんによるアート展が開催されており、屏風に描かれた作品や達磨等が独特の雰囲気を醸し出していましたよ
その後は小峰城跡へと移動、城跡は公園にもなっていて地震で崩れたと言う石垣や再現された三重櫓を見学し、小峰城歴史館では数々の資料を見て回りました
その中には東北大震災で崩れた石垣の修復の様子がパネル展示されており
当時、数多くの人が携わった様子が垣間見てとれましたよ
昼食後に関根石材店へと向かい代表の関根哲也さんにお話を伺いました
地震に強いお墓作りへの熱意の高い方で、東北大震災後に様々な検査方法や手法を学び
接着ボンドや接続金具の効果的な使用方法や、地盤調査とコマブロックを活用した基礎工法
他にも有名ホテルを参考にしたという接客方法等、興味深い話が聞けて良い勉強となりました
信念を持って新境地を進む姿勢は、これからの石材業に限らず仕事人として大切な事なのかもしれませんね
あと欠席だった組合長が何故か関根石材店に現れた時はビックリ
時間を作ってわざわざ駆けつけてくれたとか・・・流石です!
コロナウィルスの感染拡大で中止が続き、2年ぶりの開催となった今回の研修旅行
あっという間の2日間でしたが、参加者共々学びも楽しさもあった研修旅行だったと思います
参加者の方々、企画をしてくれた研修委員方々ありがとうございました
<熱海市役所訪問>
11月18日に藤島組合長を含め6名の組合員にて熱海市役所へと訪問し、
斎藤栄熱海市長他、熱海市議会議員の方々とお話をさせて頂く機会を頂きました
この訪問は昨年2021年7月に発生した熱海市伊豆山地区土石流災害での甚大な被害を憂い、
地元の熱海市支部組合員から提案された慰霊碑の寄贈に関する提案をお願いする面会となります
これまでも伊豆の国市、沼津市、裾野市と当組合は貢献としてベンチやサイクルラックの寄贈を行ってきましたが、今回は少しでも犠牲になられた方々の魂の安寧と
このような自然災害を忘れずに後世へと残す形として慰霊碑の寄贈をさせて頂くため
熱海市長への面会とお願い、そして目録として手渡しさせて頂きました
まだ土砂災害の被害を受けた熱海市伊豆山地区の復興は進まず、未だに行方不明の方が発見されておらず、慰霊碑に関しては早急の実現は難しいとは思いますが
いつかは復興の進んだ被災地に少しでも協力出来ればと願うばかりです
<ワークショップ>
11月24日にワークショップとして手作り提灯の作成を行いました
楽しくお墓参りとのコンセプトで企画された「墓もうで」と言うブランドにて
ものづくりを通してお墓参りを身近に感じてもらう一貫として
手作り提灯のワークショップを開催しました
組み立てた提灯に好きな絵を描いたり文字を記入したりとそれぞれ好きに提灯を作る事で、
これを持ってお墓参りをしてご先祖様に見てもらったり、
LEDライトが付いてるので点灯させてお盆の迎え火代わりに使ったりと
使い方とアイデアは色々と広がりますね
是非、ワークショップを使ってみたい・やってみたいと言う方は
お近くの組合員の石材店にお問い合わせ下さい